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2020.10.0517:13

飽き性 | 飽き性の関連PVと、スペシャルサンクス

誰が読んでいるんだよという感じのアルバム解説だが、
私達が有名になった日のために、もう少し書かせていただこうと思う。

リリースに先立って、アルバム自体のPV、トレーラーというべきかもしれないが、全曲ちょっとずつ紹介する動画を制作した。

あと、リリースが完全に終わってからコロナ期間でMVを3本シコシコ作った。
エネルギー不足
終演です


アルバムPVというもの、そこまで珍しくもないが、あまり真剣にやってる人もいない。
何を隠そう、これは私の敬愛するボカロpの梨本うい氏が自身のアルバムのリリースの度に作っているアルバムトレーラーの丸パクリである。
単にアルバム内の曲を紹介するに留まらず、一つの映像作品としてセンスが散りばめられているのがわかるだろう。
これは、音源というより動画配信ベースで活動を行ってきた彼の感性の成すものだ。
実際私は彼のアルバムデモを見てアルバムを購入したし、アルバムデモはこれ以上ないリリース告知のスタイルであると身を持って知っていた。

このサブスクの時代に…と思うかもしれないが、私の曲は見せ場が後半に来るようなシンドイものばかりなので、「最後まで聞いてくれたらこういう見せ場もありますよ」ということを単純に紹介する動画はそういう意味でも必要不可欠なのだ。
これからもこれは新譜の度にルーチンにするつもりである。

曲ごとのMVに関してだが、謝辞をひとつ。

実は本来、映画製作の勉強中の大学生で、私の中高の友人である寺谷千穂氏に、懐古のPVを撮ってもらうという構想が一番はじめにあった。
この↑アルバムデモのライブ動画や、「終演です」「煙」のPVに使っているライブ動画を撮影してくれたのも彼女なのだが、以前から彼女の制作する映画のBGMを私が作ったり、ライブを事あるごとに(なんと静岡県から)撮りに来てくれたりと、このアルバム制作において言及しないわけにはいかない人物である。
というかこのアルバム自体、「懐古のPVを録るためにしっかりした音源として再録しよう」という企画がそもそもの根っ子にあった。

彼女の大学が(具体的な言及は避けるが、超難関かつ超多忙な大学である)忙しくなったことと、レコーディングスケジュールが遅延してしまったことで懐古PVの企画は流れてしまったのだが、実は絵コンテまで書いてロケハンすら完了し、あとは撮るだけ、というところまで企画は進行していた。これからどんどん多忙になる寺谷氏なのだが、機会があればリベンジを!

と、いうわけで、本当は懐古のPVが撮れたらレコーディング風景でも寺谷氏に撮影してもらって、加速するあたりのPVと一緒にリリースしよう、という計画で当初はレコーディングが進んでいた。
まあしかしスケジュールというものはそんなに甘くは行かないもので、

寺谷氏が撮ってくれたライブ動画などから映像をいただいて(←これ以外にも公開していない映像をいくつも撮ってくれていた)、アルバムPVやMVに使わせていただいたという次第だ。
なお、煙のPVの右端の動画は、モリモリの大学の後輩である日向真宥子さんに撮影してもらっている。直前に突然依頼したのに、快く引き受けていただいた。

両名ともに、本当に感謝の念しかない。
寺谷氏に関しては、レコーディングの遅延で一番迷惑を被ったにも関わらず、そのへんの我々の諸々なトラブルに際して非常に親身に助言をくれ、当時の我々にとって大きな精神的支えになってくれた。
多忙な寺谷氏だが交流は途切れていないし。今後もハードワークの合間を縫って映像制作を続けていきたいようなので機会があればぜひ彼女の作品もチェックしてほしい。

PV制作にあたっては色々たくさんのMVを参考にしたが、なんといってもアメリカのファンクバンド・VulfpeckのDIYビデオが与えてくれた勇気と「やられた感」は本当に動画制作の原動力となった。音楽的には結構真逆のバンドだが、171のDIY精神と反骨心の根っ子にはVulfpeckの活動が大きく影響を及ぼしているのは間違いない。
ヤツらについての愉快な話は少しこのスペースに書ききれないので、また今度、「暮らし」や「六甲CITY」の小話として詳しく紹介しようと思う。

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