2021.04.2318:11
近況報告 | 薄暮
作詞:カナ 作曲:田村晴信 編曲:171
街の若者は皆発狂してる
叫ぶのを我慢してる
悲しみは消えない
時代が流れても
地下鉄の風に吹かれ
錆びた鉄を見つめる
酸化した眼が
近道を見た、気がした
まだ遠いいつかの話
いつか必ず辿り着く場所
街の若者は皆 孤立してる
繋がりを求めてる
群れなしても孤独
愛とかほざいても
街並みの灯りは消え
青い光に沈む
酸化した眼が
近道を見た、気がした
まだ遠いいつかの話
いつか必ず辿り着く場所
街の若者は皆 孤立してる
繋がりを求めてる
群れなしても孤独
愛とかほざいても
知恵熱と梔子のミルクに関しては小一時間程度で原型が完成したのだが、対照的に薄暮はアルバ_Lfh中でも1番完成までに時間がかかった。
当初は、「銀杏みたいな感じで」とカナから注文を受けていたので、駆け抜けて性春とか若者たちとか(ゴイステじゃねーか!)みたいなんを想定していた。
しかし11月半ば、京都GROWLYで対バンしたSuperBackという同い年のバンドに我々は衝撃を受け、帰りの車で話し合った結果、やっぱSuperBackみたいな曲にしよう!と路線を大きく変更した笑
マイナーキーで重めのベースリフ、というテーマでAメロくらいまでの流れはすぐ作れたのだが、そこからどうにも歌詞と雰囲気を合わせるのに苦労して、デモの完成は1月半ばまでもつれこんだ。
その頃になると私はSuperBackをテーマに設定したのを忘れていて、途中からはFranz Ferdinandの曲を色々研究していた覚えがある笑
今思うと結果的にちょっと銀杏っぽい曲になった気もする。
この曲のデモをメンバーに送ったとき私は非常に自信を失くしており、こんな駄曲はボツになってしまうだろうと考えていた笑
しかし予想外にカナとモリモリが気に入ってくれたので、この曲はレコーディング直後からライブセトリに入りはじめている。
このバンドのコンセプトとして、曲作りにしてもミックスにしてもそうなのだが、ベースを裏方にしたくないというテーマがある。ベースに隠れてほしくないのだ。
我々はカナをギターヒーローにしなければいけないので。
結果的に171の曲は大概はじめから終わりまでずっとカナのギターソロ状態ではあるのだが、この曲ではギターとベースのツインワーミーソロを入れた。
カナは『飽き性』のレコーディング途中くらいにベースワーミーを購入し、ずっとボードには入っていたのだが、良い使い方が思いつかずにいた。今回つかえて、良かったです❗