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2025.03.1921:54

LIFE WORK | 制作にあたって

今回のRECでは、泊まり込みで東京からカワセルイくんに来てもらい、素晴らしい映像を撮ってもらった!

マネージャーすら現場来てないのに。

https://youtu.be/WvHP5TbqZaQ

結構年下なんだけども、すごく大人な彼。いつもありがとう。

本当に良い映像です。映像の中で僕が喋っていることは、完全なる出任せが60%、知ったかぶりが40%です。


前作までと大きく変わった部分、それはセルフプロデュースではなくなったというポイント。

今作の制作期間の途中で、事務所に所属した。マネージャーは新川さんと澤入さんという方。見た目がすごく怖い二人なのだけれど、気さくな方です。

外村さん外村さんというお名前だけずっと出しているけれども、四六時中ロング缶のビールを飲んでいるイケオジが、現在171の制作総指揮といったポジションで色々な面倒を見てくれている。

実は外村さんはLIFE SIZE LIFEのときから個人的に171の相談に乗ってくれていて、リリースプランを練ったり、ミックスもうちょい歌おっきくしてもいいかも、みたいなアドバイスを貰ったりしていた。
今回お仕事としてちゃんと一緒に制作ができて171としては大変うれしい。

当初の予定では、このEPまでは完全セルフプロデュースで作ろうと思っていたのだけれど、快速急行を外村さんがいたく気に入ってくれたことによって前倒しで一緒に制作することになった。

今回、はじめてミックスもプロにお願いした。こちらも名前だけは出しているけれども、IZU STUDIOの濱野さんという方。とてもおもしろい人です。

今まで171は、バンドに関わるすべてのことをおおよそ全部自分たちだけで回してきた。
制作においても、マイセカンドカーまではRECエンジニアすら入れてなかった。
マネジメントとか全体の舵取りはモリモリ、エンジニアと名のつくものは田村、ビジュアル面はカナだったり、結構作業の分担と棲み分けができていたし、それぞれが結構高いパフォーマンスを出していた。

何よりも、メンバーが「曲を作って演奏する」以外の作業を自分たちで行うメリットみたいなものをたくさん171は享受してきていた。
その既得権益を手放すことはぶっちゃけドキドキだったのだけれど、本当に人に恵まれて制作に集中できる環境へとアップグレードすることができた。

関わっていただいている人たちみんながこう、171を信じてくれているというか笑
ああしますこうしますという言い方じゃなくて、こういうやり方もある、こういう考え方もある、みたいな断言しない言い方を選んでくれていて、私たちの考えとかこだわりとかを理解することを何より優先して進めてくれるので、のびのびと私達もわがままをいうことができた。

やれリバーブ切ってくれ、やれコンプをもっとかけてくれ、コンプをもっとかけてくれ、コンプをもっとかけてくれなど、今まで171が「171のクリエイティブ」としてこだわりを詰め込んでいた「曲を作って演奏する」以外の部分に関しても、より高い次元でこだわることができたように思う。

デザインに関して、今回のジャケット絵はモリモリが手掛けてくれた。
CDの通販とかが始まるのはもう少し先になるけれど、歌詞カードの中身に関してはメンバーひとりひとりが絵を描いて、展覧会みたいになっている。
ジャケットと裏ジャケの絵はモリモリ作、Sunday Dreamersの絵は田村作、快速急行とELECTRIC LONLINESSの絵はカナ作である。

CDとして、すごくいいものができた。

私とカナは絵を書くことがそれなりに趣味だけど、モリモリは高校の美術の授業ぶりに絵の具に触ったらしい。
ただ彼は岡本太郎のファンだし、美術館に行くのが趣味だったり、そういうところに詳しい人なので、すごく面白いものを作ってくれたと思う。


今回のRECは、はっきり言って潤沢な資金力のもとで敢行された笑

でも、いい意味で、今までの貧乏RECも悪くなかったなと思ったし、その時代があったからこそ自分たちで舵を取りながら制作ができたと思う。


今作のプリプロをしているとき、こんな潤沢なRECをしたら「嫌な意味で『売れた感』みたいなものが出てしまわないか」というのをメンバーで色々話していた。

結局、自分自身がこの状況を楽しめていたら、ちゃんと嫌味なく伝わるんじゃないかなぁ、と言った覚えがある。


本当に楽しかったです。次回作もお楽しみに! ギター解説もまた作りますごめんなさい


2025/3/19

文責:タムラ

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