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2026.02.0515:54

refrain | 足音

足音

作詞:田村 晴信 / カナ
作曲:171
編曲:171

2025
かき集めてきた壊したくないもの
持てるはずない大荷物 もって
くたびれている今日この頃
ぐるぐる頭に回る
ぽつぽつ湧き上がるまま
布団 湯船でもじもじ
思い通りいかない自分自身

今までもこうやって
これからもこうやって
何しにここに来たんだったっけ
今まで何してたっけ

ぐる ぐる 頭に回る
ぐる ぐる 頭に回る
寝ても覚めても治らない
どこにも逃げ出せないまま

透明と言うには汚れすぎている幽霊と化した人間。
自分で手渡した妄想ナイフに怯えて逃げ出している
脳内ラジオハウって止まってくれない
本当の言葉はここにしかないのに

ひとつ積んでもうひとつ
そして壊しての繰り返し

もう我慢ならねーーよ!
誰のことも傷つけたくないのに
あーー全部やめてーよ
自分が一番煩わしい

懐かしいこの匂い いつか確かに
僕もいたあの場所 僕を呼ぶ声
ずっと僕を追いかけてくる足音
僕を追いかけてくる足音
僕を追いかけてくる足音
ずっと追いかけてくる音

もう我慢ならねーーよ!
誰のことも傷つけたくないのに
あーー全部やめてーよ
自分が一番煩わしい



●How To Make 足音●

カナとスタジオに入って2人で1から作った曲。
当時カナはRoyal BloodのBoilermakerにいたくハマっていて、ああいう「踊れる曲」がほしいというカナの要望と、インターセクションで171を知った人に提供できる曲が必要だなぁという思いがあった。

カナの「踊れる曲」の定義は少し難しく、1時間半くらい私がギターリフを即興で作りつづけて、カナのOKを待つという脳筋な作り方をした。
中々ハードな時間だった笑
「踊れる曲」って要するにここでは、ハーフタイムシャッフルなんじゃない?ということを1時間くらいかけて見つけて、そこからは2人で膨らませていった。

冒頭を「2025」から始めよう、ということだけ、曲を作る前から密かに決めていた。
バンド名からも分かる通り、私はなんていうか、品番とか年号とか管理番号みたいなそういうのが大好き。
RATMのKnow Your Enemyの「we move into 92」とか、ラジオスターの悲劇の歌い出し「I heard you on my wireless back in 52」とか、AC/DCのLet There Be Rockとか、洋楽に出てくる年号の歌詞が私はずっと好きだった。

それになんかこう、時代の音楽って感じするじゃない。俺達のジェネレーションって感じっていうか。
みんなも入れてください。

2番までの大体の構成を考えて、カナのパートは完全に丸投げでカナに作ってもらっている。
2番終わり〜アウトロまでの流れは、メンバー3人で合わせながら決めたり、ディレクターの外村さんを入れてプリプロのときに考えたり、非常に四苦八苦しながら作っていった。
あんまりない構成だけどよくまとまっているし、非常にいい感じに収まったと思う。

●vs171online●
この曲では、vs171onlineと題して、ギターのパートをリスナーのみなさんに考えてもらう企画をやった。
動画はこちら。
非常に参入障壁の高い企画ながら、多くの皆さんにご参加いただいて本当に嬉しかった。
正直言って、うまくいくかはかなり博打なイベントだった。これからも折を見てこういう企画はやっていきたいなぁと思います。コピバンコンテストみたいなのもね、いつかやりたいよね。
みんな結構面白いことをやってるのでぜひ聴いてください。

●PV●
PVは、今作で初めて加藤マニさんに撮ってもらった。以降、マニさんとは結構懇意にさせてもらっている。
目黒駅にある撮影スタジオを借りたのだが、そこは撮影用のレンタル資材の貸し出しも併設されていて、信号機は一本いくら、標識は一本いくら…みたいな形で小道具を借りていった。ちなみに一番高いのは後ろにあるライトです。実際に光るし、納得のお値段。
私の持っている「STOP / SLOW」標識は木の柄がついていたのだが、なかなか年季が入っていたこともあり持っていたらポキリと折れてしまった…。申し訳ありません。私はガソリンスタンドで働いているので、この標識ほしいなぁと思った。オーライオーライ言わなくていいし。言えば済むから使ってないんだけど。

撮影は楽しかった。
基本的にマニさんは僕たち任せにしてくれたのだが、大量の小道具でモノボケをして5分間滑り続けているような感じだった笑
もちろん最初から最後までワンテイクです。
練習とボケの構築に3~4テイク、本番で2テイクだったかな?
最初は雨が降っていたのだが、ちょうどこのテイクのときに止んだのでよかった。

↓当日の本番テイク前にカナが書いたプロット紙。雨でインクが滲んでいる。

本当は私が水を被りたかった。こういう→イメージの、なんかボーカリストがいじめられている感じのPVを撮りたかった。
ヒットソングシーズンのPVも本当はそういう感じにしたかったのだが、最終的に私だけ我関せずみたいな仕上がりになってしまったので、今度こそは「田村がんばれ」のPVを撮るぞ😀と意気込んでいた。
今回は絶対カナに譲らへんからな☹️という強い意思で、プロット案の1行目に「田村が水をかけられる」と表記し、絶対にこれは俺にやらせてくださいと最初に説明したのに、本番になってみると「水は2番のほうがいいかもね」となり、結局カナに美味しい場面を奪われてしまった。
絶対俺もかけられたいから仕返しパートをねじ込んでもらったのだが、腕力の差でカナの場面のほうが派手になってしまい、私も水を被っていることすら皆さん気づいてないかもしれない。
案の定、このPVを見た母親から「カナちゃんはあんたに控えめに水かけてるのに、あんたは思いっきりかけててカナちゃんが可哀想」と連絡が来た。違うって! 俺やねんって! 可哀想なのは!
モリモリの顎に標識をHard Hitさせてしまったのは申し訳なかった。

ちなみに本来は田村カーで撮影する予定だったのだが、納車直前に雨漏りが発覚したことにより田村カーの納車が遅れ、モリカーでの撮影となった。ただこのちょっと後にモリモリはこのベンツを手放してしまったので、このPVで使えてよかった。


●曲名に関して●
デュエット曲のタイトルはカナと2人で考えることが多いけど、この曲のタイトルは、なんとなく僕が決めるべきかな?と思っていた。特に理由はないけど。
REC直前になっても、曲名もCメロで何を歌うかも全く決まっておらず、私は非常に焦っていた。
RECの丁度1週間前くらいに東京で神々のゴライコーズのグレート橋本さんと、THIS IS JAPANの杉森ジャックさんとお酒を飲んだ。
2人に「代表曲になりそうな曲を来週録るんですが、曲名が決まってないんです」と相談したのを覚えている。

ジャックさんから「それ多分REC行くまで決まらないやつだから、今は考えなくていい。REC行ったら決まると思う」と豪快なアドバイスをいただき、その通りになった。
念の為に、WHEELというちょいダサいタイトルを暫定で決めていたことを覚えている笑

RECでIZU STUDIOについて、機材を搬入して、外村さんとエンジニアの濵野さんと飲んで、夜遅くからスタジオのギターブースでCメロの内容を考えた。
本当にそのタイミングまで一歳思いついていなかったのだが、やっぱり人間ギリギリになると才能が開花するというか笑、間に合うものなんだなぁ。こういう成功体験はよくない。

Cメロのメロディと歌詞が、面白いほどスパパと浮かんできて、飲み会を継続していた外村さんとカナに「曲名、足音で行きます」と報告したのを覚えている。

ギリギリに考えるのはやめよう!

2026/02/05
文責:田村

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