2026.02.0518:04
HELLO! | LOST IN THE ライブハウス
LOST IN THE ライブハウス(LOST IN THE "LIVE HOUSE")
作詞/作曲:田村 晴信
編曲:171
LOST IN THE ライブハウス!
誰でも知ってることを
誰より愛していたいよ
誰でもわかる言葉を
誰より信じてたいよ
夜露に濡れた町 人混みも止んだ
この町の路地裏で
迷子になってしまった
夢中になってしまった
俺はそろそろ行かなくちゃ
ライブハウスに行かなくちゃ
飛びかけの真空管が
俺を待っているから
SM58のウィンドスクリーンが
誰かを待っているから
やっぱ、アルバムには1曲くらい短い曲を入れたい! コンセプトっぽくなるし。
個人的にはこのアルバムでも1、2を争うくらい好きな曲です。
「lost in ○○」というのは「〇〇に夢中になる / 〇〇で迷子になる」という意味。自分で言っちゃおうと思うこういう話は。
私の敬愛するSystem Of A Downに「Lost in the Hollywood」という曲があって、それで知った表現。
その曲もまた、Rainbowの「Lost in the Hollywood」のオマージュだと思われる。
どっちも本当にいい曲なので是非聞いてみてほしい。暗い曲だけど…。
ハリウッドと言うと日本では映画の都といったイメージだけれども、アメリカの人からするとバンドとかテレビとかも全部含めたメディアの聖地というか、夢見る人が集まってくる場所というイメージらしい。
System Of A Downのメンバーはハリウッドで生まれ育っていたりなんかして、そういう悲哀を幼い頃から見てきたらしい。
レッチリの「Tell Me Baby」のPVなんかもそういうニュアンスですよね。あのPVも、本当はSystem Of A Downの「Lost in the Hollywood」の歌詞くらい悲劇的なストーリーにするつもりだったと聞きました。
ライブハウスだけカタカナなのはもちろん、和製英語だからです。
今作もRECは伊豆スタジオ。エンジニアは濵野さん。ミックスは私。
ディレクターは外村さん。
マスタリングは外村さんの紹介で、吉良さんという方に外注させてもらった。マスタリングやらなくていいのサイコー!
外村さんの話とかは別のところでしっかり書きたいと思う。よく名前が出てくるので。
この曲は、最初にお試しでボーカルも含めて一発録りしてみた。
伊豆スタジオは専用の変電施設が併設されていたり、NEVEの卓があるレベルのスタジオなので電源はもちろんバリバリ強烈なのが来ている。
機材の細かいことはあんま気にしないのだけれども、電源だけはマジのマジ。
私の1959みたいなシンプルな仕組みのアンプはより分かりやすい気がする。まず単純に音がでかくなる。
伊豆では大部屋にドラムとベースがいて、私だけ壁一枚隔てたギターブースでRECしているのだが、その中は洒落にならない大爆音環境。
普段のライブでは最前のお客さんの耳を一応労って柔らかめの音にしてるのだが、RECではもう少ししっかりハイを出しているので、耳栓なしでは一発で耳がやられる。
RECではいつも私だけヘッドホンではなくイヤホンでモニターしている。耳栓代わり。
そんな日本有数のヤバROOMにポンとSM58を置いてボーカル込みでのRECを試してみた。
意外と録音は行けたのだけれども、結局歌はまるっと撮り直した……。本番の歌も58で撮ったけどね。いつか一発どりのときの音源も使いたいな。
冒頭の「LOST IN THE ライブハウス!」の田村声は、このときの一発録音のときの歌。歌用のマイクで拾った声じゃなくて、ギターアンプのマイクに入ってた音をそのまま使っている。
「おやすみライブハウス」でも書いたけど、この曲は「おやすみライブハウス」の弟分のような曲。
俺はライブハウスのヘタりまくったロクにメンテナンスもされていないようなギターアンプが大好きだし、アレこそが本物のギターアンプだと思っている。そういう思いを込めて作った曲。
音楽、好きでやってるし、実際ライブやるのって楽しい。
でもやっぱね、何日も家に帰れなかったり、早朝から運転しなきゃいけなかったり、平日働いてたりするとね、家出るのが嫌になることもあるんです。そういうときに歌える曲がほしかった。
2026/02/05
文責:田村
